福島第一原発の安全装置ECCS(非常用炉心冷却装置)は8年前に外されていた
「福島第一原発の安全装置ECCS(非常用炉心冷却装置)は8年前に外されていた」原口氏が衝撃の告発」 と色々なブログで書かれています。
もしこれが本当ですと、今まで全電源喪失の時でも、冷却用の安全装置ECCS(非常用炉心冷却装置) が8時間動くので直ぐにメルトダウンしないと言って来た原発学者の言葉は大嘘と云う事に成ります。
電源喪失後その日にメルトダウンしていたことが、明らかに成った現在、その理由はこの事が、一番の理由だったと云う事が推測出来ます。
今後の検証で明らかにされる事を望みます。
報道されました原口議員の記者会見の内容を転載します。
ECCSが8年前に取り外されていたことを、原口一博衆議院議員が記者会見で告発しました。
政治団体「日本維新の会」を設立した民主党の原口一博・衆議院議員が2日、福島原発事故に関する記者会見を行った。主催は自由報道協会。原口氏は福島原発について、8年前の自民党政権の時代に、福島第一原発の安全冷却システムが外されていたという衝撃の事実を発表した。
なぜ「最後の砦」を取ったのか
原口一博氏(以下、原口氏):これまで当局の発表は「どんなことがあっても原発は安全です」というものでした。佐賀大学元学長の上原先生が指摘しているように、蒸発系の冷却システムがあれば、電源喪失しても蒸気が出ている限り巡回するので安全だったんです。
ところが4月3日、私が東電に直接行って、「冷却系の蒸気系のシステムがどこにあるか?」と聞くと、担当者は「ないんです」と言うんです。原子力安全委員会の議事録を読むと、平成15年の自民党政権の時代に、ECCS(非常用炉心冷却装置)の中の冷却系の蒸発システムが取り外されていたんです。
なぜ、そんなことをしたんでしょうか。「ベントするから大丈夫」というんです。皆さんご存知のように、ベントは放射能を原子炉から出すことですが、「放射能を出すから、安全冷却システムがいらないんだ」という理屈だったようです。これは全く理解できません。安全装置を取り外さなかったら、このような大災害は起きなかったのではないでしょうか。
少なくとも福島第一原発の冷却システムは全て取り外していることが分かりました。なぜ原子力安全委員会は「最後の砦」を取ったのか、他の原発はどうなっているのかを今、調査しているところです。