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東電は最後の砦「電源不要のECCSシステム」をはずしていた 週間文春6月9日号

昨日の参議院の審議の中で自民党の丸川珠代議員は政府や東電に対して、ベントが遅れたとか、ベントをするのに住民を退避させていなかったと云う、ベントの事ばかり繰り返し質問していましたが、肝心の緊急炉心冷却装置が外されていた事には全く触れていませんでした。

このECCS(緊急炉心冷却装置)が正常に動けば、ベントなどする必要性は無かったかも知れません。この装置が外されていた為に、東電福島原子力発電所では、原子炉格納容器の圧力が高くなり、緊急にベントを行い、また水を注入して冷却作業を行いましたが、その努力も1号機の水素爆発と3号基の核爆発の様な爆発で、一瞬にして吹き飛び、近隣周辺を放射能汚染し、また、日本国全体が放射能汚染国と云う事を世界に思わせてしまいました。

先日、原口議員のECCS(緊急炉心冷却装置)を東電は8年前に取り外していたと云う記事を書きましたが、その後週間文春6月9日号に詳しく掲載されている事が解りました。
またECCS(緊急炉心冷却装置)の取り外しが福島、浜岡、東海第二、女川、で行なわれたと定例会議議事録も有ると、と云う事を告発している記事も有ります。
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65740974.html

また、この事を解り易く解説しています『こころが立派になればいい』 さん のブログからの記事を転載させていただきます。
http://blogs.yahoo.co.jp/tukusinkai/35402557.html

「何故あれほど簡単にメルトダウンしてしまったのか。私は福島第一原発の事故以来、ずっと不思議に思っていました。」こう語るのは佐賀大学元学長の上原春男氏である。上原氏は福島第一原発の腹水器の設計に携わった経験を持つ。事故後、政府の招きで東電本部を訪ねていた上原氏は、ある重要な事実に気付いたという。

「福島原発の設計時には『蒸気凝縮系機能』という最後の砦となる冷却システムが存在していました。それがどうなったかと東電に聞くと『そのシステムはない』というのです。」 
蒸気凝縮系機能というのは、原子炉から出る蒸気を配管に通し、「熱交換器」で冷やして水に戻し、再び原子炉に注水するという冷却システムのことだ。注水により炉心を冷やし、かつ原子炉内の圧力を下げる機能があるとされている。

「このシステムはECCS(緊急炉心冷却装置)の一系統なのです。通常の場合は原子炉を止めても、高圧炉心スプレーと低圧炉心スプレーなどの系列で冷却出来る。しかし、これらの系統は電源がないと動かない。蒸気凝縮系機能は、電源がなくても作動する。ある意味、震災などの非常時には一番大事な役割を果たすはずだった冷却システムなのです。」(同前)

・・・・・(中略)・・・・・

2001年11月に中電浜岡原発で原子炉が緊急停止する「レベル1級」の事故が発生。蒸気凝縮系で水素爆発が起こり、配管が破断していたことが原因だった。
「浜岡のケースは日本発の水素爆発だったといわれています。事故が起きてから中電は配管内に水素がたまらないように遮断弁を設置して対応していました。しかし、02年から逐次蒸気凝縮の配管自体を撤去、機能を削除してしまうのです。理由は遮断弁の保守管理に手間がかかるためと、中電は説明していました。」(全国紙社会部記者)

中電の動きに追随するかのように東電も「蒸気凝縮系削除」の申請を進めた。文書(第十回 原子力安全印会定例会議/03年2月17日議事録)によると申請者は東電の現会長勝俣氏だ。
東電経営陣の体質として「事務系の社長は安全より収益を優先していた」(東電関係者)と言われている。企画部出身の勝俣会長も例外ではなかったのか。

・・・・・(中略)・・・・・

京都大学原子炉実験所の小出裕章助教はこう首を傾げる。「原子炉を止めても、“残留熱”という崩壊熱は続きますから、原子炉の中の水は沸騰する。沸騰すると圧力が上がっていきますので、それを外に導いて凝縮させて冷却するという蒸気凝縮系のシステムは必要なのです。もともと必要であるから付けた機能を、削除するなんて通常では考えられないことです。設備を増強して万全を期するというのなら分かるが、事故の恐れがあるから外すというのは本末転倒。当時から、なんでそうするのかと不思議に思っていました。」

なぜあえて多重防護システムのひとつを削ったのか。前出の上原氏もこう訝しがる「蒸気凝縮系は、“最悪の場合”に使う冷却システムです。・・・・・撤去してしまうのは、安全神話ありきの発想だったとしか思えません。」

・・・・・(以下省略)。
週間文春6月9日号P.25~28より(一部補筆)

当時の経産省大臣は、先日、トンデモ組織である
『地下式原子力発電所政策推進銀連盟』の会長に就任した平沼赳夫です。
そして、当時の総理は、「勝ち組」「負け組」の経済を作り上げ、
ブッシュ前大統領と密接な関係にあった小泉純一郎でした。
まさに○人内閣でした。
さもありなん・・・・・。

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