世界最悪の原発事故は誰が起こしたのでしょうか
自民党元総理の中曽根康弘氏を始め、最近では、森喜朗、小泉純一郎、安倍晋三、麻生太郎と、自民党の歴代の総理大臣は、東京電力から献金を受け取った見返りとして、常に原発政策を推進し続けて来ました。
そして、その実体は、すべて官僚に丸投げし、すべて官僚の言いなりでした、自民党の歴代の総理大臣は、政治主導で国民の安全を守る意識は全く持っていなかったと思われます。
危険極まりないプルサーマルを最終的に決定し、老朽化した原子炉の耐震性をテストする唯一の施設を廃止にしたのは小泉純一郎です。
地震や津波で原子炉の冷却系の電源が切断されるなんてことは起こらないようにしているので、起こった場合のことなんて考えてないと言い放ったのは安倍晋三です。自民党の歴代の総理大臣こそが、人類史上最悪の原発事故を引き起こした張本人です。
小泉純一郎は、日本で唯一、原子炉の耐震性をテストできる起震台を備えた「多度津工学試験所」を「必要ない」として、廃止にしてしまいました。それは、5年の歳月と310億円もの予算をかけて建設した、地震大国には必要不可欠の施設でした。
そして、建設費の100分の1以下の2億7700万円で民間業者へ売ってしまいました。
吉井議員が安倍内閣に質問主意書を提出した翌年、2007年7月16日に、新潟県中越沖地震が起こり、柏崎刈羽原発が事故を起こしました。それまで東京電力が「大地震が起こっても絶対に安全だ」と言い続けて来た原発は、排気管が壊れ、大量の冷却水が飛散し、黒煙を上げて燃え続けました。
この事故を受けて、8日後の7月24日、日本共産党の福島県委員会と福島県議会議員団は、「原発の安全性を求める福島県連絡会」と連名で、東京電力の当時の社長、勝俣恒久に対して、「福島原発10基の耐震安全性の総点検等を求める申し入れ」を行ないました。
この申し入れの中には、大地震や大津波が発生した場合の「最も危険度の高い原子炉」として、福島第一原発の6基と福島第二原発の4基を挙げていました。
この申し入れ書に書かれている事は、福島原発はチリ級津波が発生した際には機器冷却海水の取水が出来なくなることが、すでに明らかになっている。これは原子炉が停止されても炉心に蓄積された核分裂生成物質による崩壊熱を除去する必要があり、この機器冷却系が働かなければ、最悪の場合、冷却材喪失による苛酷事故に至る危険がある。そのため私たちは、その対策を講じるように求めてきたが、東電はこれを拒否してきた。柏崎刈羽原発での深刻な事態から真摯に教訓を引き出し、津波による引き潮時の冷却水取水問題に抜本的対策をとるよう強く求める。との内容でしたが、東京電力は、これまで通りに、この申し入れを拒否して、何の対策も取りませんでした。
そして、今回の大事故が発生しました。
これは、完全に人災です。その為に今、すべきことは、全国の原発の危険度の高いものから、順次、停止させて行き、第二の事故だけは起こさないようにすることです。福島第一原発の事故を受けて、世界各国の原発が停止の方向へ動いてる時に、世界中に大迷惑をかけてる加害国の日本が、毎日のように大きな余震が続いてる中で、何十基もの原発を稼動させ続けいるのは、国民の生命を守るためだけでなく、国際的にも信用を落とすことに成ります。日本の原発の8割にあたる43基が、津波による5メートルの引き波で冷却できなくなると言われ、また想定した耐震基準を上回る事態が余震が起きただけで、現実に起きています。
連日、この様に大きな余震が続いてる現状で、福島第一原発の事故も収束のメドが立ってない状態で、絶対に「第二の事故」を起こすことは出来ません。
福島原発の次に危険だと指摘してされている静岡の浜岡原発だけでも、今すぐに停止すべきと思います。