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原子力安全神話はいかにして作られたか

「原子力安全神話はいかにして作られたか」
福島第一原発の事故は大規模な地震と津波が襲いましたが、その様な事はすでに原子力安全委員会で一時議論されてきましたので、原発事故だけは人災と呼んでもよいと思います。「原発は安全でクリーンなエネルギーだ」と嘘を大合唱して来た人々が多数いますが、その安全神話が崩れて、地震・津波という自然災害の前にはあまりにももろいものだと云う事が私達の前に姿を現しました。

この原発安全神話がどのように作られてきたのかと云う事をあらためて検証する必要があると思います。
一番の責任者は電力会社は当然ですが、科学の名において「安全だ」と主張してきた学者・研究者・行政の責任は免れることはできないと思います。

原発立地をめぐる住民のとの公開ヒアリングでは、原子力安全委員会としては、安全委員会としての意見を表明することは無く、ただ住民の意見を聞くだけでした。たとえ住民の不満の声で会場が騒然しても、そうした声を一切無視して、どんどん議事を進めてしまい、住民と意見を戦わせて議論する場さえ無くしてしまいました。

本来、公開ヒアリングを行なって、住民からの意見を聞き原発立地について、新しい意見などが提起された場合は、その内容を検討して再度住民や学者を交えて意見交換をするのが公開ヒアリングの目的と思われますが実際はその様な事は全く行われず、ただ住民との対話を行ったと云う形だけの為に開かれたものでした。

この、公開ヒアリングは、住民の意見を聞く回数の実績を作る事だけが目的と云うもので、これが原子力委員会の一番の役割でありました。
現在では公開ヒアリングそのものさえ開かれない様に成ってきています。この事に一番の貢献をしたのが研究者・学者と呼ばれる人たちです。

反対する住民や原発に警鐘を鳴らす者は「科学の国日本にとって」、時代遅れの素人であり国益を損なう人間として扱われてきました。

しかし、原発の安全神話が崩れ、このような形で進められた歪な原発大国だからこそ、これからのエネルギー選択のあり方をめぐって、本当の議論が求められます。

原発を社会に受け入れさせるための戦略は、壮大な規模で展開されてきました。
その中でも有名文化人を起用していかに原発は安全かを語らせメディアを使って展開した事でした。
佐高信氏が「週刊金曜日」(4月1日号)と「創」(5・6月号)で実名を挙げて批判しています。
二つの雑誌に名前が挙げられていた原発タレント文化人は以下の人たちです。

 養老孟司、茂木健一郎、弘兼憲史、荻野アンナ、幸田真音、勝間和代、森山良子、渡瀬恒彦、吉村作治、蟹瀬誠一、福島敦子、星野仙一、金美齢、福澤朗

この中でも大学教授の経歴を持つ養老孟司氏や茂木健一郎氏の責任は大きいと思われます。

原発を推進する社会をつくってしまった責任は私たち一人ひとりにもありますが、しかし、原発の危険性を訴えてきた一部の良心的学者や市民の声を一切無視し、PA戦略なる騙しの手法を用いて原発を推進してきた「原発ムラ」の責任こそ重大です。市民はむしろ「騙されていた」のであり、「騙していた」連中の方がよほど責任が重いと思われます。

しかし国民も、「騙されていた」といって責任をなすりつけているだけでは何も問題は解決しません。こんな国に生きている以上、騙されないように最大限の努力をしなければなりません。

米国のピッツバーグ大学トーマス・F・マンクーゾ博士は「日本はアメリカに比べて国土も狭いし、人口も密集している。この広いアメリカでも原発の危険性は常に議論されているのに、狭い日本で原発事故が各地に広がった場合、一体日本人はどこに避難するつもりでしょうか。日本人は広島・長崎と2度も悲惨な原爆の悲劇を経験しているではないか」と言っています。

今この国のエネルギ-のあり方を根本から考え直すことが、必要と思いますが、昨日の地方選挙からはその様な声は殆ど聞こえてきませんでした。

また、故忌野清志郎が歌い、日本の原発利権の東芝から圧力がかかり発売中止に成った予言の曲が有ります。この曲を聴きますと日本人は立ち止まって考える事が出来なくなったとしか思えません。

http://www.youtube.com/watch?v=aJdMa1VI0do&feature=related

暑い夏がそこまで来てるみんなが海へくり出していく人気のない所で泳いだら
原子力発電所が建っていたさっぱりわかんねえ、何のため?
狭い日本のサマータイム・ブルース

熱い炎が先っちょまで出てる東海地震もそこまで来てるだけどもまだまだ増えていく原子力発電所が建っていくさっぱりわかんねえ、誰のため?
狭い日本のサマータイム・ブルース

寒い冬がそこまで来てるあんたもこのごろ抜け毛が多い (悪かったな、何だよ)
それでもテレビは言っている「日本の原発は安全です」さっぱりわかんねえ、根拠がねえこれが最後のサマータイム・ブルース

(原発という言い方も改めましょう。何でも縮めるのは日本人の悪い癖です
正確に原子力発電所と呼ぼうではありませんか。心配は要りません)

あくせく稼いで税金取られたまのバカンス田舎へ行けば37個も建っている
原子力発電所がまだ増える知らねえ内に漏れていた
あきれたもんだなサマータイム・ブルース

電力は余ってる、要らねえ、もう要らねえ電力は余ってる、要らねえ、欲しくない

原子力は要らねえ、危ねえ、欲しくない要らねえ、要らねえ、欲しくない
要らねえ、要らねえ、電力は余っているよ要らねえ、危ねえ、
※アルバム 「カバーズ」(1988.8.15 オリジナルLP発売予定→中止)収録
RCサクセション サマータイム・ブルース~Love Me Tender 

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