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日本の原発やはり危険と隣り合わせにある様です

4月7日の深夜に起きた大きな余震の為に東北電力の原発および関連施設でまたも重大な事故が発生しました。その後、東北電力東通原発1号機(東通村)で定期点検のときに組み立て方法を間違い、それがもとで欠損した人為ミスと東北電力は発表しその後、非常用ディーゼル発電機から燃料が漏れた故障について、東北電力は9日、部品の欠損が原因だったと発表しました。

これは、一つ間違えますと福島原発の事故と全く同じ事に成ったと思われます。特にその後の事故の原因が人為的ミスだったとの発表には、やはり原発の安全は神話の世界だったと思います。人間の作る物は必ずミスがあると言う前提で全ての物を作らなければなりませんが、人間は今迄作った機械の失敗から学び改良して進化してきましたが、それは人間が手を下せる物ばかりでした。
原子力は一旦事故が起きますと、その前では人間はまったく無力だと言う事を、今回の事故から絶対に認識するべきです。

特に2006年の原子力安全委員会では全電源喪失と云う事が論議されましたが、そのことを想定しますとあらゆる事を想定しなければならなくなり膨大な費用がかかって、原子力発電は一番安く発電できると云う想定が崩れてしまいます。元々安全の為に存在している、原子力安全委員会は完全に電力会社や原発推進政府の為の委員会だったと云う事が良く解ります。事故を起こし現在も収拾の目途が立っていない福島原発も昨年冷却用の外部電力の喪失が一時的に起き、いまだにその原因が究明されていません。原因が究明されていないと言うより、元々究明する気が無かったと断じた方がよいと思います。


4月7日の地震後の原発と関連施設の状況を報道している新聞記事を転載します。
(デイリ-東北新聞2011年4月8日)
東北電力東通原発1号機(東通村)で、7日深夜に発生した東日本大震災の余震により外部電源が停電した後、非常用発電機も翌8日に停止するトラブルが発生した。既に外部電源の一部が復旧していたため、施設内の全ての電源を喪失する事態は免れたが、点検中の2台を含め非常用発電機3台全てが使えない状態になった。使用済み核燃料再処理工場を含む日本原燃の核燃料サイクル施設(六ケ所村)は一時、外部電源を喪失したが復旧した。

( 読売新聞2011年4月8日)
7日深夜に宮城県沖で起きた強い地震により、東北地方の原子力施設では、冷却システムが一時止まるなど影響が出た。
 東北電力東通原子力発電所(青森県東通村)は定期検査で運転を停止中だったが、地震で県内全域が停電し、外部電源2系統が止まったため、非常用発電機で電力を供給した。
 すべての核燃料は使用済み核燃料一時貯蔵プールに入っており、停電後にプールの冷却系が自動停止したが、およそ1時間後に再開し、影響はなかった。放射性物質の外部への漏出も確認されていない。点検中だった別の外部電源1系統は8日午前3時30分頃、復旧した。
 日本原燃の使用済み核燃料再処理工場(青森県六ヶ所村)は試験運転中で、停電により外部電源2系統の電力供給が止まったが、非常用電源が稼働し、同社によれば、使用済み核燃料や放射性廃液の冷却などに影響はないという。
 経済産業省原子力安全・保安院によると、今回のように原子力施設で非常用発電機を働かせるケースは、極めてまれ。通常の外部電源が使えなくなった場合に稼働する最終手段で、福島第一原発では津波によってこの非常用電源も喪失し、原子炉の安定的な冷却が困難な事態に陥った。
 一方、東日本大震災で運転を停止した東北電力女川原発(宮城県女川町、石巻市)1~3号機では7日深夜、外部電源4系統のうち1系統を除き、電力供給が停止。その後、復旧作業が進み、8日朝には2系統が稼働している。原発に電力を供給する変電所に障害はなく、東北電で供給が止まった原因を調べている。
 東北電によると、1~3号機の使用済み核燃料一時貯蔵プールは、地震の揺れで冷却系が一時的に止まり、水がわずかずつプールの外に漏れた。冷却系は約1時間後に手動で起動。核燃料の露出はなく、放射性物質も外部に漏れていない。

(時事通信2011年4月10日9日)
最大震度6強を記録した7日夜の地震で、一時外部電源が途絶した東北電力東通原発(青森県東通村)の非常用ディーゼル発電機が油漏れを起こした問題で、同社は9日、発電機のポンプの油漏れを防ぐ部品が逆向きに取り付けられるミスがあったと発表した。部品は破損し、油漏れの原因となっており、ミスとの関連を調べる。
 東北電力によると、非常用ディーゼル発電機は、燃料循環ポンプの軸封部から軽油200リットルが漏れていた。ポンプを分解して調べたところ、油漏れを防ぐオイルシールが通常とは逆向きに取り付けられ、破れていた。
 東通原発には、非常用ディーゼル発電機が3台あるが、7日の余震時には2台が定期検査中。地震で外部電源が途絶えたが、後に油漏れが判明した1台が起動し、冷却機能を維持した。8日未明に外部電源が復旧した後、同日午後2時に油漏れが分かり、停止した。
 同社によると、同原発の運転開始日は2005年12月で、オイルシールの点検頻度は65カ月に1度とされ、点検期限内だった。

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