昨日の北海道新聞に『大津波対策を強化 北電泊原発』と云う記事が出ていました
昨日の北海道新聞に『大津波対策を強化 北電泊原発』と云う記事が出ていました。
東日本大震災の後、福島第一原発が津波で被災した時に、泊原子力発電所はすべて想定されていますので、心配有りませんと説明していましたが、それは真っ赤な大嘘と云う事が解りました。
福島の現状を見てあわてて、今回泊原発の改修工事を発表した様ですが、これは全国の原子力発電所で行わなければならない事と思います。
(03/25 06:55)北海道新聞転載
北海道電力は24日、札幌市内で記者会見し、東京電力福島第1原子力発電所の事故を受け、泊原発(後志管内泊村)の地震・津波対策を見直す考えを明らかにした。
北電は泊原発への津波の最高水位を9・8メートルと想定し、原子炉格納施設や建屋などの主要設備を海抜10メートルの高さに建設している。だが、想定を超える10メートル以上の津波に襲われた福島第1原発では、停電によって、原子炉を冷却するポンプが停止。津波で非常用ディーゼル発電機も故障し、燃料の一部が溶けて放射性物質が外部に漏れ出る事態となった。
会見した舟根俊一原子力部・原子力設備グループリーダーは、泊原発では現在は建物が津波をかぶることを想定しておらず、想定以上の大津波に襲われた場合、非常用ディーゼル発電機や海水ポンプが故障する可能性もあると説明。
泊原発沖合への防潮堤建設や建屋の出入り口の防水対策などを挙げ、「津波が中に入らない対策が必要」と述べた。
また、今後の対策として原子炉の冷却にかかわる機器類を冷やすために海水を送る「海水ポンプ電動機」の予備機を高台に配置することも検討する。
このほか、外部からの電力供給がストップし、非常用ディーゼル発電機などが作動しない場合に備え、電源確保策として、18日に移動発電機車を配置したことも明らかにした。
舟根氏は、これらの対策により「福島のような深刻な事態にいたらないうちに収束を図れるのではないか」と述べた。ただ、新たに想定する津波の高さや、浸水対策の具体的な内容、実施時期など詳細については「今後検討する」とした。
北電、泊原発に移動発電機を配備
東京電力福島第1原発の事故を受け、北海道電力は、泊原発(後志管内泊村)の敷地内に移動発電機車(出力3200キロワット)1台を配備すると発表した。停電などトラブル時の電力確保が狙いで月内に配備する予定。
福島第1原発の事故では津波による停電で、核燃料を冷却するための水を循環させるポンプが停止。非常用ディーゼル発電機も故障し、燃料の一部が溶け放射性物質が漏れ出した。
泊原発への移動発電機車の配備は初めて。同社は現在、泊原発1~3号機に出力約4700キロワット~5600キロワットの非常用ディーゼル発電機を2台ずつ配備している。
同社広報部によると、災害時などに停電で泊原発が稼働停止しても、移動発電機車を使えば、冷却水の循環など一定の作動が可能になるという。