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どうしようもない菅民主党政権の未熟な運転をどこまで続けるつもりでしょうか

どうしようもない菅民主党政権の未熟な運転をどこまで続けるつもりでしょうか。

尖閣ビデオの漏洩事件を単なる一犯罪者の犯罪行為にする為に懸命ですが、警視庁の国際テロ機密情報漏洩事件同様、菅民主党政権への揺さぶりであることは明白です。「誰が味方で、誰が敵か」それさえも判別が困難な政治状況が現在の日本の状況です。

昨年3月3日の小沢一郎政治資金団体・陸山会の西松建設献金問題以降、日本の政治は奇妙な出来ごとの連続です。鳩山元総理が外務省・防衛省の隷米官僚のサボタージュに遭い、普天間移設問題であっさり頓挫しました。

変わりに、たなぼたで総理になった参議院選用内閣の菅直人は「消費税」不用意発言で選挙に大惨敗しました。
責任を感じて退陣するかと思いましたが、まだ3カ月しか総理をしていない、もっとやらせて!「首相をころころ変えるのは如何か?」のマスコミの論調を借りて、国民を煽り、不正をしたのか判りませんが、9月の代表選では勝てるはずのない小沢氏を破り、代表に再選されました。

臨時国会が始まり「補正予算」の審議の真っ最中に、小沢氏への最後通牒のつもりか、検察審査会の「強制起訴議決」が発表されました。この東京第五検察審査会の実態に不明の点が多いにも関わらず、裁判所は粛々と法に則り、起訴手続きに着手しようとしています。

国会では、小沢氏への証人喚問、政倫審への出席で野党、が大騒ぎをし、それをマスコミが開いた口がふさがらないなどと、訳のわからない論調を載せ国民を煽ります。また、力量不足の岡田幹事長は虎のような猫に鈴をつけようと、奮闘していますが、小沢氏に「意味のないこと」と言下に退けられ、二進も三進も行かない状況に陥っています。

そんな折、不幸が度重なるとでも云うか、警視庁機密情報漏洩、尖閣ビデオ漏洩、ここぞとばかり菅民主党政権に揺さぶりがかかっています。
しかし、気の毒と云うよりは、このような状況になる素地がこの政権中枢には、スタート前から潜在的に存在していたと云うだけのことです。
策を弄し、常識を逸脱した結果を捏造したツケがいっぺんに顔を出した結果だと思われます。

沖縄知事選では民主党候補も推薦を出す事も出来ず、指を咥えて見るだけの政権与党と云うていたらくになっています。特に「国外移設」を強固に打ち出す、絶対辺野古NOの伊波氏に対する民主党議員の応援まかりならぬ、と云う議員の政治信条を奪わんばかりの暴挙に出ています。「変節の知事」なら可能性が残るとばかり、暗に仲井真氏を応援する、クリーンとはかけ離れた政権運営がおこなわれています。

また、岡田幹事長は唐突に企業団体の政治献金自粛もあっさりと党内コンセンサスなしに、解除しました。 菅・仙谷・前原ラインは、尖閣問題で「強行路線」でアドバルーンを上げ、「国賊外交」で尻拭いをする体たらく外交に終始、ロシアのメドジェーエフ大統領北方四島訪問でも、前原大臣は強行に抗議し、何もせず、駐露大使を呼び戻し、数日で帰任させると云う何も考えていない姿勢を示しました。

外交が強硬路線だけで国益に適う訳では有りませんが、しかし、他国との間に波風を思いっ切り立て、その後の処理が腰砕けなのが大問題です。 筋が一本通っている様には全く見えて来ません。
菅・仙谷・前原らの外交は米国にさえついていれば、何をしても怖くはない、と云う短絡的思考に陥っているとしか思えません。米国政権においても、国務省は尖閣は日米安保の範囲と認めましたが、国防省は範囲外だと言っています。

おそらく、米国も本音では、前原外務大臣を持余し始めた様に感じます。この前原外務大臣は訪中さえしていませんし、訪ロもしていません。行くのは米国ばかりです、こんな外務大臣今までいたでしょうか、全く見たこと有りません。八ッ場ダムも、粛々と中止だと言い放っただけ、JALも投げ出し、高速無料化も投げ出し、尖閣で火を放ち、そのすべてを他人に押し付け平気でいます。
これは、信じられないくらい無責任男と云う事です。それを不思議とも思わない菅直人、思っていても言えなくなっている菅直人と云うことでしょうか。

また、何度となく事業仕分けをされても、官僚は廃止の事業名を変えゾンビの様に生き返えらさせる状態です。これでは小沢氏が主張する「政治主導政治」になるには、程遠いものと言う事が国民に見えてきます。

真の民主主義の確立、国民主権の政治、政治主導の政治、コンクリートから人へ、対等の日米関係の深化、東アジア共同体構想等など「政権交代」時に民主党が国民に約束した何が実現しているのでしょうか、自民党官僚政治と何か変わったのでしょうか。
腐敗政治の温床と言われた官房機密費の公開はどうなったのでしょうか。
代表選でクリーンな政治とさけんだ、菅政権は全く別なところに行ってしまっている様に見えますが、元もクリ-ンでは無かったと云う事だと思います。

自民党同様、外交は隷米に徹し、内政は隷官に徹していれば、なんとか3年は持つでしょう。しかし、政権を取り、何をしたいか元々理念が無かった菅総理に望む中身は全くありません。 政権としての統治能力が欠落した分、自民党政権以上に官僚主導になり、官僚の手当たり次第政治が行われようとしています。

クリーンとだけさけんで、政権を取り、それを後押ししたマスコミは、今は手のひらを返して、支持率を大きく下げて来ました。
マスコミの言うクリーンは単なる小沢氏の復権で自分達に既得権益が侵されない為の小沢氏の力をそぐ為の、国民を扇動する言葉に成りました。

この政権は「策を弄して策におぼれ、まさに崩壊の端緒についたと言っても過言では有りません。 何でもかんでも悪いことは「小沢氏の為」で生き延びた菅総理であり仙谷官房長官です。
しかし、警視庁漏洩、海保DVD漏洩を小沢氏の所業には幾らなんでも出来ません。この菅、仙谷、前原、岡田、枝野氏の政権は自分達が何をしているかさえ判らずに、その日暮らしの政権運営をしているだけだと思われます。

小沢氏が勝ちえた308の議席の上で胡坐をかき、小沢を責めて生き延びた政権に明日は有りませんし、そのような正体がバレない訳はありません。
あまりにも何もかもが酷くなって来ましたが、これ以上酷くなりますと、誰が政権を引きついでも修復不可能になってしまと思われます。
菅氏が、与党で居たいと思うのなら、恥を忍んで小沢氏に頭を下げて総理をお願いしこの国難を乗り切ってもらうしかないと考えます。現在の菅総理にはそれ以外に道は残っていなと思います。

菅・仙谷一味は、愚かな国民と愚かな民主党議員を騙し、そして腹黒い官僚とマスメディアに踊らされています。また、米国としても、このような政権が自分達にとって良いのか悪いのか、決めかねていると思われます。 米国も少しは利巧になって、安定した財布として今後も利用するつもりなら、嫌いでも小沢氏の方が米国の利益と合致する筈です。

民主党議員が与党議員で居たいのなら、即刻両院議員総会を招集し、菅氏を代表から降ろす事です。そして、小沢氏にすべてを委ねるしか道は残っていません。小沢氏が大連立を模索したのも、与党としての自覚とやり方を学ばせる為に、行ったと聞いていますが、やはり小沢氏の考え通りだったと思います。
今なら、まだ引き返せると思われます。民主党内部における浄化作用が機能するかどうか、それは民主党議員の一人ひとりの度量が試される事です。
前原を次期総理にする悪だくみなどは、絶対にあってはならないと思います。一番良い方法は、民主党を崩壊させる事と思いますが、現在の自民党は相変わらず公明党頼りで、予算委員会の質問を聞いていて、3年はまだ野党でいた方が日本の政治の為に良いと思われます。
現在は、菅、仙谷、前原、岡田を排除して小沢一郎に登場してもらうしかないと思われます。たった11人の素人の判断で、国の重大な岐路に立つときに政治力がそがれる不幸もっと国民は自覚するべきです。

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