« 小沢事件の最初の西松事件で大きな役割をはたした内閣官房副長官・漆間巌の正体は | Main | 全国検察審査協会連合会は何故有るのでしょうか »

何故小沢氏を東京地検特捜部が起訴を見送ったのでしょうか

昨日のBSフジの放送で、元特捜検事の弁護士が、何故小沢氏を東京地検特捜部が起訴を見送ったかと云う事の、検察の本音を語ってくれました。
日本では、起訴された人間は、殆どの国民が、有罪に成るべきと云う風土がある為に、検察が起訴する場合は、その証拠に成る基準を高くし、裁判でほとんど有罪に出来るだろうと判断し無ければ、起訴は行わないと説明していました。
今回の、小沢氏の事件では土地代金の4億円の原資に賄賂性が有ると当初検察は考え、捜査を行いましたが、1年半にわたる捜査を行ってもその証拠が見付からなかった為に、小沢氏が秘書と共謀して政治資金の記載をあえて04年から05年にする必要が無かったと言う判断の為に、小沢氏の起訴を見送った第一の理由と説明しました。

また秘書の供述でも、小沢氏と打ち合わせた事を、共謀したと立証しようとしても、打ち合わせをした、その日の他の出来事の供述があいまいな為に、本当に小沢氏と協議して政治資金報告書の年度をずらしたとは、検察官の今までの基準から判断して、証拠として採用されないと判断して起訴を見送ったと説明していました。

その事は、通常の捜査の場合も同じで、供述は一つの記憶だけでなく、その時の状況を色々覚えているもので、検察が取り調べの中で聞きだす事の常識となっていて、当然担当検事はその日の色々な出来事を聞き、全くあいまいな事しか供述を取れなかった場合はあまり証拠として採用しないと説明していました。

今回の検察審査会の議決は、検察がこれまで起訴の基準として来た証拠の判断基準を、ずうっと下げて、起訴の基準自体がダブルスタンダ-ドに成ってしまったと断言していました。
その為に検察審査会は第二の権力機関に成ってしまって、当初の検察の暴走や、証拠があるのに起訴猶予とした事を判断する機関とは全く別物に成ってしまったと述べていました。
その様な検察審査会ならば、議決書の中に当然どのような議論が行われたか、書かなければなら無いと述べていました。

日本の起訴の基準が大きく変わったならば、推定無罪の原則をもっと大きく国民は認識し、裁判が結審するまでは、その人の地位が保全されなければなりません。
大新聞が書いた、小沢辞職は当然と云う社説などは、全く推定無罪の原則から大きく外れ、起訴の基準が大きく変わった事も全く報道していませんでした。

今日の田原総一郎のBS朝日の番組でも、田原総一郎、宗像元検事、郷原元検事の指摘に朝日新聞の星記者は非常に困惑していました。

|

« 小沢事件の最初の西松事件で大きな役割をはたした内閣官房副長官・漆間巌の正体は | Main | 全国検察審査協会連合会は何故有るのでしょうか »