とうとう民主党代表選は新聞テレビの世論調査という魔物にのみ込まれた様です

とうとう民主党代表選は最悪の結果に成りました。大手新聞テレビは菅優勢と書き続け、勝手な予想を流しつづけた為に、この様な結果に成りました。これで、我が国は今後数十年かかっても取り返しがつかない状態に追い込まれると危惧します。
小沢氏は国会議員票で相当の大差をつけないと勝ち目はないとマスコミが言った通りに成りました。
しかし、この「菅優勢」報道には、多くの疑問がありました。それは党員・サポーターは全国に３４万人もいて、名簿が公になっているわけでも無かったからです。

大手新聞テレビは世論調査を自分達の思惑だけを流した結果この様に成りました。一般的な世論調査自体が民主党員を対象にしていませんので、代表選の調査とは関係無かったはずですが、マスコミは自分達が作った世論と云う武器を使って、国会議員まで誘導してしまいました。
新聞テレビの調査では菅総理の支持が高いですが、インターネット調査は小沢氏支持が高い事は、殆どのネットユザ－が知っていましたが、新聞テレビでその様な事を述べた評論家やコメンテ－タ－はほんの一部でした。
立会演説会でも小沢コールが菅総理を圧倒していました。それを、テレビでは小沢支持者は熱狂的な人が多いからと、簡単に切り捨てました。
何としても菅総理続投を望む官僚マスコミは、菅優勢と流し続け、国会議員を誘導しつづけました。
こんな明らかに偏向報道に心が揺れて菅総理に心変わりした国会議員など本当の国会議員では有りません、その様な議員など全く必要が無いと云う事があらためて解りました。

また、３か月しかと云う消極的な菅支持の議員は、菅総理が副総理を務め内閣の要にいた人だと云う事を忘れていた様です。菅政権が３カ月しかやっていないと云う理由で投票した議員は、菅副総理を内閣にいなかったと思っているのでしょうか。

副総理時代、全く内閣で仕事をしていなかった人間が、総理になって仕事を出来るはずが有りません。こんな事が解らない、私達一般市民以下の見識しか持っていない民主党議員が多かった結果は、民主党自体の衰退を早めたと思います。

菅陣営はマスコミが作った世論の支持頼みで、代表戦を戦いましたが選挙が終わると同時に、早くもマスコミの菅批判が始まりました。それは当初から明らかで、その事を予測できない様な国会議員は議員の資格が無いと批判して来ました。

本物の国会議員で有るならば、本当に仕事を出来るのが誰かと云う事で判断してもらいたいと思いましたが、それは半分ほどの議員しかいなかった様です。

今日あまりの、円高に為替介入をしましたが、菅内閣はそれしか何もやれないと思います。

何故やれないかは、以前の記事にも書きましたがドル安政策を仕掛ける米国に遠慮して何も言えないからです。
米国の狙いは、自国の企業を守るためにドル安を推進しているからです。
その戦略を知りながら、菅政権はアメリカに従属を誓った為に、アメリカ生き残りのために、手を貸すだけの政策しか出来ないと思われます。

アメリカの言いなりになり、アメリカの子分の官僚に操られていた道を、国会議員も選択してしまいました。この無能政権が続いた時は、日本経済的は確実に破滅の道に進むと再度断言します。

今の菅政権は、アメリカと話し合いなどすでに出来ません、アメリカ従属は自民党時代から続いた事ですから、民主党になってもそれを変える事は相当の覚悟が必要でした。
しかし、菅総理は就任直後にその事を捨ててしまい、自民党時代と同じに様にアメリカ従属を誓ってしまいました。

国会議員は日本の存亡の危機よりも、アメリカに従属を誓った総理の方が良いと判断した事を後から後悔しても、遅いと思います。真剣に国民生活のことを考え、民主党議員は菅続投を絶対に阻止する義務と責任が有ったはずですが、菅総理再選と最悪の選択をし、国家を存亡の危機に直面させました。　

多くの民主党議員は、菅内閣では来年３月に行き詰まると解っていたはずですが、
　　やはり新聞テレビの世論調査という魔物にのみ込まれた様です。
その為に、　来年３月には追い込まれ解散に成り、政権が終わるか、自民党に泣きついて連立してもらうしか無くなると云う事が現実的に成って来ました。

これで少なくとも、この先半年以上、日本の政治は見通しが立たなくなると以前記事を書きましたが、ただの私の思いすごしで有る事を願うばかりです。