真に称賛しなければならないのは、泥と汗と血で顔を汚し、実際に戦いの場に立って勇敢に努力する人
小沢前幹事長は「一兵卒として、参院選勝利に向けて微力を尽くしたい」と語り、その言葉の原点が、「赤坂の個人事務所に掲げられた一編の26代米国大統領セオドア・ルーズベルトの言葉」にあると言われています。その言葉は「重要なのは、批評する者ではありません。強い人間のつまずきを指摘したり、りっぱな仕事をした者にケチをつけたりする人間でもありません。 真に称賛しなければならないのは、泥と汗と血で顔を汚し、実際に戦いの場に立って勇敢に努力する人。努力に付きものの過ちや失敗を繰り返す人です。
しかしその人は実際に物事を成し遂げるために全力を尽くします。偉大な情熱と献身を知っています。価値ある大義のために全力を傾け、最後には赫々たる勝利を収めます。たとえ敗れる時であっても敢然として戦いつつ敗れます。だからそういう人を、勝利も敗北も経験しない無感動で臆病な連中と同列に並べるべきではありません」
この言葉にある真に称賛され、勇敢に努力する人が現在の民主党内閣や党内幹部に何人いるでしょうか。ほとんどが勝利も敗北も経験しない無感動で臆病な人々であったと思われます。小沢幹事長のやり方に不満があるなら堂々と党内論議を起こし、対決した人もいませんでした。世間の支持率と云うマスコミが作りあげたもの頼りで、党内反小沢派閥を立ち上げる事しかできなかった人々です。ほとんどの民主党議員は小沢氏から政治力学を学んだはずです。
一時立場が悪くなっても支え続ける事から、人と人との信頼関係が生まれると思います。
私は、細野幹事長代理が小沢氏から受け継いだ本当の政治力学が今後の民主党運営に大きく影響すると思います。確かに、鳩山総理の云う通り国民は集中砲火の様なマスコミの情報の垂れ流しの為に小沢氏の説明も説明責任が足りないと聞く耳を持たなくなりました。検察が証拠が無いと言っている裁判など維持できるはずが無いのですが(後から我に返った国民は何と理不尽で全く意味にの無い裁判だったと云う事に気がつくはずですが)、聞く耳を持てなくなった国民の前で、どんなに説明してもまだ不十分とマスコミ、野党が騒げばそのように反応することに、国の行く末を案じた小沢氏が、鳩山総理を説得して小鳩内閣の傀儡と言われない様に慎重に、内閣党人事を変えてのだと私は推測していますが、このことは時間がたてば明らかになると思います。今は、参議院選挙の為に自からの存在感を薄くしていることは、民主党議員全員解っていることだと思いますので、必ず訪れる民主党や国の危機に復権の時がやって来ると思っています。