大阪地検特捜部が描いたスト-リ-が完全に裁判所に否定されました
大阪地裁は、検察での供述調書を証拠採用せず 厚労省元局長無罪の可能性が大きく成りました。
これは、大阪地検特捜部が描いたスト-リ-が完全に裁判所に否定された事になります。この事件は民主党の石井一議員もかかわっていると、検察に取り調べを受け、一連の民主党弾圧に使おうと検察特捜部が画策したものと裁判所に断定された様なものです。また、裁判所はあまりの検察のずさんな取り調べと、自ら作ったスト-リ-に基づいて事件を構築した事に、全く信用出来ないと、警鐘を鳴らしたものと考えられます。事件当時は大々的に報道され、とんでもない厚生キャリア官僚と云うイメ-ジで報道され、私もなんとなくそのように見えましたが、これもマスコミと検察のリ-ク報道の結果だったと云う事が見えてきます。現在西松事件も指揮権発動による無理な捜査と云う情報が流れ、検察側の証人の供述が正反対に成り、検察側が裁判自体維持できない状態にありますが、大手マスメデアは全く伝えていません。小沢幹事長の元秘書大久保被告が逮捕起訴された時は、大々的にマスコミは検察リ-クによる報道を連日行いましたが、現在の裁判の進行状況は全く伝えられていません。昨日の報道も、NHKがほぼトップで伝えていましたが、報道ステ-ションでは完全にスル-していました。今朝の、北海道新聞では一面で大きく報じられていましたので、転載いたします。
郵便制度悪用に絡む厚生労働省の文書偽造事件で、虚偽有印公文書作成・同行使罪に問われた元同省局長村木厚子被告(54)=休職中=の公判で大阪地裁は26日、検察側の主張を支える最大の根拠だった元係長上村勉被告(40)の供述調書について「検察側が(想定した内容に)誘導した可能性がある」と15通すべてを証拠採用しないことを決めた。 村木被告の関与を示す重要な証拠が採用されなかったことで、9月にも予定される判決は無罪が言い渡される公算が大きくなった。 検察側が証拠請求していたのは、上村被告のほか自称障害者団体「凜の会」設立者倉沢邦夫被告(74)ら計8人の供述調書計43通。横田信之裁判長はこのうち5人分の計9通を採用したが、残りを証拠として認めなかった。村木被告の弁護人は閉廷後「これで無罪判決は動かない」と述べた。 弁護側は公判前整理手続きの段階から調書の信用性がないと主張し、証拠採用に同意していなかった。公判でも調書に署名した証人が「作文で、でっち上げ」などと次々と内容を否定。 横田裁判長は4月、村木被告から偽の証明書を受け取ったと認めていた倉沢被告の判決で「供述調書は不自然で、信用性には疑いが残る」と無罪(郵便法違反罪では有罪)を言い渡した。 北海道新聞5月26日