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普天間から移設する予定の海兵隊は本当に日本の抑止力になるのでしょうか

 普天間から移設する予定の海兵隊は本当に日本の抑止力になるのでしょうか。
危険な普天間基地の移設に誰も異論を唱える人はいないと思います。
その移設先が問題になっているわけですが、移設後の抑止力と良く軍事専門家と称する政治家や評論家は言いますが、グアムに本体が移設して、訓練の為だけに作られる基地がとても抑止力の為に作られるとは思えません。
訓練の為なら、現在無人の広大な千歳米軍基地に建設しても良いはずです。しかしそこに建設出来ない訳は、オスプレイ訓練が行われる為だと推測されます。3年後に沖縄配備予定の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイはエンジン出力が現在普天間にあるCH46ヘリの4・4倍(6150馬力が2基)で騒音が非常に大きいとされて言います。これが辺野古沿岸の海上および陸上に作られますと、騒音問題でまた別の基地を探さなければならなくなるのは、誰が考えても解る事です。当然千歳などでは、訓練ができません。そのことを隠して石波元防衛大臣などは、辺野古沿岸のV字型基地が最善の策だと、言っていますが現実には作れないまたは作ってはいけない基地案だったと云う事です。13年間ただ予算を沖縄の痛みと称して北部振興に700億投入する口実だったと思います。
もし日本の抑止力に本当に必要であると考えられるならば、下記の様な記事の通りに基地を作らなければ全く意味の無い基地を作る事になると思います。またこの様に必要の無い案を前政権はただ、軍事予算を使って公共事業の為だけに米国と結んだ事に成ります。一度結んだ交渉はいかに出来が悪くても、中々解消するのは難しいと思われます。
普天間の海兵隊の考察記事
「防衛省は、歩兵部隊とヘリ部隊が一緒にいる必要があると米軍に言われ、県内移設を進めたが、その説明は大事な点を隠している。もう一つ、米軍佐世保基地(長崎)の強襲揚陸艦と一体となって効果がある。揚陸艦が佐世保で、歩兵とヘリが800キロも離れた沖縄に配備している現状は、消防士と消防車が離れて配置されているようなもので理想的でない」 ―県外移設の案は。
 「揚陸艦に乗るのは第31海兵遠征部隊(MEU)だ。歩兵1個大隊約800人、ヘリ20数機、装甲車20数台、砲6門、垂直離着陸攻撃機ハリアー約6機など計2200人。海外での紛争や暴動、災害などで一時的に空港や港を確保し、在外米国人を救出する任務を持つ。これをグアムに移せば、航海だけで4日かかり救出が困難になる」
  「揚陸艦との一体化を考えると、佐世保の南約35キロに海自大村基地がある。1200メートルの滑走路で元の長崎空港。国交省管轄だが近く防衛省に移管予定で、以前から基地前面を約11万平方メートル埋め立てる拡張計画があり、環境アセスも本年度で終わる。水深3メートルほど、底は岩盤で埋め立ても容易だ。駐機場スペースとしてさらに埋め立ても可能で辺野古よりはるかに安い」
 「現行移設案は滑走路が1600メートル。大村基地はもともと旧海軍飛行場で、かつての滑走路の一部は北隣の竹松駐屯地になっており移転させれば300メートルほど伸ばすのも可能だ。補給用の輸送機は沖の長崎空港も利用できる。大村基地の東隣には昔、韓国人密航者を多数入れた法務省管轄の大村収容所があり、航空群の兵舎建設も可能ではないか」
  「佐世保基地の北西約6キロに、離島防衛が専門の陸自西部方面普通科連隊がいる相浦駐屯地がある。ここへ沖縄にいる海兵隊の第4連隊を移し、普通科連隊はキャンプ・シュワブに移せば双方が任務に適した配置になる」
 この様に実際に使える基地の案が示されなければ無駄な論争が続くだけに成る。
 「米軍も歓迎する案でないと実現は困難だ。沖縄県民の県外移設への願いと、海兵隊の運用効率の向上を両立させるのが狙い。陸上、海上幕僚監部の首脳部は軍事的には合理的な案だと認めている」
この様な事を、前政権から聞いた事がありません。日本にとっての抑止力とは何が大切なのかを論じなければ、ただ極東の安定と云う冷戦時代の亡霊の様な言葉だけが一人歩きする議論は日本の安全保障政策にとって不幸な事と思います。マスメデアは、ただ混迷する普天間問題とばかり報道するのではなくもっと建設的な提案型の報道が何処からも出てこない事に何か不思議な感じがしますが、現在の低レベルのマスメデアではしょうがないと思いますが、日本国民にとってはとても不幸な事だと思います。

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