補正からの2兆円の無駄を自民党は絞りだせるか
民主党が補正から2兆円の無駄を絞りだしました。
このことに、報道各社は全く賞賛を送らないで、3兆の無駄を出せなかったといっせいに批判を始めました。しかしこの批判は全く本末転倒のレベルの低いマスコミの本質をさらけ出しています。自民党が無駄は無いと言っていた補正予算から巨額の2兆円を精査したことは、とても素晴らしいことと評価しなければ成りません。3兆円の無駄があると指摘していた時は野党の情報が少ないときでした。本当の予算の執行状態など与党にならなければ確実な数字は出てこないのが当り前です。現在はそれでももっと無駄があると仙谷大臣は精査の見直しを指示しています。
この様な事が自民党政権で果たして出来たでしょうか。国民はもっとこの結果に賞賛を送るべきです。14兆円の中から2兆円の無駄を精査することは、重大なことです。
マスコミはもう一度顔を洗って、自ら報道してきた内容を精査しなくては、この国を大変な方向に向かわせます。一部の偽保守的ブログも鬼の首を取った様な、記事を書きそれに賛同する人たちが沢山いますが、此れも大手マスコミの影響も大きいと思われます。
日本の民主主義は政権交代だけで無く、報道機関の政権交代も必要と感じました。
各社の重要な役職についている人々も、色々なしがらみがあると思います。彼らも第三の権力組織です。この60年間政権交代が行われなかったことの一つの原因は報道機関の無能も影響していると思います。
しかし現在ネットの世界がそれを大きく変える可能性を持っています。
今回の補正は実態を知っている人間として皆さんに知ってもらいたいのは、無理やり国から何でも良いから工事を作って発注しろと言う指示でした。予算を消化仕切れないので繰越発注が沢山生じましたが、現在のその工事が中止され様としています。繰越予算とは発注だけして実際の工事は来年度行う工事です、ただ予算的には21年度予算と成ります。補正予算工事の場合は設計が間に合わないのでかなりこの様な事が行われます。災害復旧工事の様に年度に関係なく緊急に完成させなければならない工事は、発注をして予算を繰越するのは仕方がありませんが、無理やり押し付けられた予算を消化するための繰越工事は、全く無駄と言うほかありません