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政権交代をさせた国民の義務

今回民主党が政権交代を果たしました。この事は時の政権と違った政策を掲げた政党の政策が、困難はあるでしょうけれど実現する事が不可能では無いと言う事に成りました。
しかし今回民主党が掲げたマニフェストの政策を実行出来る様に成った事より、もっと大きくとても大事な事が起きたと考えています。
それは、国民の手によって政権が変えられるということを国民が実感した事です。今まで投票してもどうせ何も変わらないと、選挙を軽く考えていた国民が、軍事力に頼らないでも民主主義の国では、政権を変えられるという事に目覚めたことです。
色々掲げた政策の実現は簡単に出来る事もあるでしょうけれど、大半の政策は困難をともなうものです。しかし官僚達には確実に緊張感が生まれたと思っています。
しかし残念なのは、野党に転落した自民党が派閥の領袖が院政を行う昔の体質そのままの総裁選挙をやっています。谷垣議員の資質にはあまり問題は無いとと思いますが、裏で色々画策している人々が依然引退せずに実力者として権力を奮っています。此れで民主党の小沢幹事長を二重権力構造と批判できるでしょうか。
しかし、賢明な自民党支持者は必ずこの様な旧態以前の体質の自民党を再生させると思います。そうでなければ、来年の参議院選挙で完全に民主党の一党独裁に成ってしまいます。
再生までの時間はそんなに早く来るとは思いませんが、日本に民主主義の根幹である政権交代可能な二大政党が誕生しなければ、何のための政権交代だったかわからなくなります。
国民もマスコミももっと民主主義とは何かと言う事を深く考えてほしいものです。
今回日本に二度目の奇跡が今回起こりました、もう一つは明治維新です。
明治維新は数百年間続いた武士の時代から官僚による政府を作り国を統治するという制度を作り上げました。
それから100年経って今回の選挙で、国民が作り上げた政府により官僚を使って国を統治するという民主主義の本来の制度を作り上ました(本当は作り上げ様としている途中が正確ですが)。
此れもすべて国民が参加した事で成し遂げたことで、私達は明治維新に匹敵するその歴史の瞬間を本当に見ることが出来ました。
色々な評論家やブログでは、内閣の少しの意見が違ったことで内閣不一致と非難を始めていますが、彼らは今回国民が起こした重大な決断を軽く考えている様に思えます。
選挙前にも有りましたが、これからも色々な団体やマスコミからのネガテブキャンペ-ンが沢山出て来ると思います。
明治維新の時も強烈な政策にはかなりの抵抗があり、政権内の意見の衝突もあり政府から離れた人達も沢山いました。自分達にとって不利益に成る政策は誰しも反対したく成りますが、それがやがて国益に繋がると判断出来る事は粘り強く国民が応援して行かなければならないと思います、それが政権交代させた国民の義務だとも思っています。

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