アメリカの医療改革報道から見えてきたもの
アメリカの医療改革報道から見えてきたものがあります。
それは、単純なネガテブキャンペ-ンに人々が踊らされるという現象です。
共和党が繰り広げている、医療保険改革制度繁反対は国が保険制度を経営してしまうと、民間の個人保険制度に加入している人が減り、保険会社が損失をこうむる為共和党に働きかけ、大きな政府は社会主義の国になると全く非論理的なキャンペ-ンを繰り広げています。オバマ大統領の医療保険制度改正に賛成の集会に現れた、高齢の反対者がそこの会場の人に自分がもらっている高齢者保険を返してから、反対を叫べとやり込められていました。
このことからも、単なる保険会社の思惑を代弁した共和党が社会主義の国になると言って人々の心に恐怖感を植えつけて、オバマ大統領を追い込んでいます。
しかし彼は、議会でイラクでの戦費はその医療保険改革よりずうっと大きく成っていると、共和党の主張の矛盾を明確に指摘しました。
同じことが、日本でも起きようとしています。八ッ場ダムの建設継続か中止かの問題も住民の感情を強くだして、これかの治水利水に経済効果があるのかと言う検証を止めさせようとしています。完全に治水対策に有効であるなら、建設は続けるべきと思いますが、その効果がほとんど無いと立証されたなら、長年住民を翻弄させたのは自民党政権である事を認識するべきです。
また、高速道路無料化で九州のバス会社が自家用車の使用が増えて、経営が困難に成ると全く根拠の無い事を言って反対をも申し入れました。
休日のマイカ-のドライブは増えるでしょうけれど、通勤に使う人が沢山増えるとは考えられません。それは、通勤にの為の駐車場が必要になると言うことです。
札幌でも都心の駐車場は月額3万円くらいかかります、その様な経費をかけ公共交通機関で通勤していた人が、あえて自家用車で通勤するとは考えれません。
また、JRの心配も大型連休の帰省の時期だけに限られると考えられます。
九州のバス会社が高速道路を使って運行しているかは解かりませんがもしそうであるなら、逆に通行料金が無くなりバスの運賃も下げることが出来ると思われます。
小樽札幌間はJRと競合して高速道路を通る高速バスが運行しています。その高速道路にはバス停もありこの区間の住民にとって非常に便利な交通機関となっています。
高速道路無料化になればこの区間のバス運賃にも大きく影響が出て住民に経済効果をもたらすと思います。
色々な、経済効果はほとんど報道されないで、一部の反対ばかり流している報道機関は、共和党のネガテブキャンペ-ンに似ている様に思えます。
日本の医療制度と違いアメリカの様に個人で保険に入る制度が本当に普通の国といえるでしょうか、自分の責任は自分でとれと強者は言いますが、それが出来るならば貧困は世界から無くなっているはずです。最近のまだ発足していない民主党の政策に早くも注文をつけているのは、自分達の利益をだけを考えている団体と思われます。
幼稚園、保育園の一元化さえ出来なかったこの国を大きく変えるには、文化省と厚労省から管轄を取り上げて、少子化対策省に思い切って移し一元化をはかるくらいの大改革が必要と思います。
私は、オバマ大統領の演説に強く感動を受けましたが、かなりの反対に会い改革が困難をきわめています。真の改革には利益団体の中傷に惑わされること無く国民が強く改革の後押しする必要があると感じました。