新型インフルエンザ対策から見えるもの
今考えて見ますと、政権を投げ出した総理が出たとき、国民に信を問うべきでした。
その後の派遣問題や、消えた年金問題など政権が行き詰った時に下野して、新しい体制で国家を運営するのが民主主義と思われます。
よく失われた10年と言われますが、3人も総理が変わったこの4年間は政治が失われた4年間だったと思います。政治家が民意を聞くことを恐れてどんな改革が出来るでしょう。
キングメ-カ-と呼ばれた、自民党大物政治家の責任も非常に大きいと思います。
私が、一番危機感を感じたことは新型インフルエンザの空港での水際作戦でした。全く無知な厚生官僚が日本の福祉を担っていると思いますと、政権担当能力は全く無いと思います。
外国からの入国者を海外遠征帰りの競走馬のように一定期間検疫管理するなら話は別ですが、その様なことはグロ-バルした現在出来るはずがありません。出来ない事がわかってやっていたなら、それは犯罪に近いものがあります。増添大臣からその事についての釈明はほとんど聞かれませんでした。日本の厚生官僚の質はこんなに落ちたのでしょうか、ただアリバイ作りをやった様な気がします。