« 説明責任とは誰が判断するのでしょうか | Main | アメリカのチェンジが日本人を眠りから覚めさせた »

何故、日本は不況から抜け出せないのでしょうか

何故、日本は不況から抜け出せないのでしょうか。
それは、景気が回復軌道にあるとき、労働者を使い捨てにする道具として扱った為に、国民に生活力が無くなった為です。
国民に活力があれば、内需がこれほど冷え込む事は無かったでしょう。
諸外国の安い労働力に対抗する為だけの低賃金で、国力を弱めてしまったのです。それはただ外資を儲けさせる為に導入された構造改革というまやかしの手法です。
そのため、発展的な産業も全く生まれなくなり、アメリカ追随の国になってしまいました。
国民に力が無ければ、いくらカンフル剤的バラマキを行っても、新しい産業は生まれてきません、またそれを支える内需もありません。いくら良い車を作っても国内で買う力が無くなってしまっては景気の回復など望む事が出来ません。
郵政民営化が出来れば、全ての改革が出来るといって国民を夢物語の中に引きずりこみました。本来郵政を民営化する必要があったのは、郵貯簡保から膨大に流れる無駄な財投の抑制が目的だったはずです。実際に民営化が行われても一向に進まない行政改革に、国民は夢からさめました。
その時目に映った郷土は立ち直れないほどに荒廃した現実でした。その為自分達が郵政民営化の嵐にまき込まれ考える力を奪われた事に、夢と希望をなくしたのです。
この様な事を書くと民営化を否定している様ですが、民営化をすればばら色の改革が待っていると思わせた事を批判しているのです。また、何故民営化が必要だったか今でもはっきりした理由が浮かび上がってきません。簡保の宿が赤字をたれ流すのなら、それだけ改革しても良かったと思えます。
構造改革を行っているとき、トップの企業がドンドン伸び発展しなければ国民も豊かにならないと力説していた大臣がいましたが、その時国民に富の配分は無く逆に実質所得は下がるだけでした。その為空前の景気拡大と言われましたが、一般の国民には全く実感が湧きませんでした。構造改革の中でもっとも政策を誤ったのは介護制度です。
今後の高齢化社会で尊敬され、またとても必要な仕事に誇りと希望を持って学校に行き資格を取った若い介護福祉士は現在の低賃金に苦しみ、介護の職場からどんどん離れて行っているのが現実です。
また、生まれたときから教育環境に格差が生まれ、生活にも格差がついてしまう事に若者は夢を持つ事が出来なくなって社会は荒廃しています。
荒廃した社会のままでは決して不況を克服する事は出来ません。それを打破する為に、人々の手で体制の変革を勝ち取らなければなりません。

|

« 説明責任とは誰が判断するのでしょうか | Main | アメリカのチェンジが日本人を眠りから覚めさせた »