小泉5年間の悪行
とうとう小泉-竹中政権が5年間も過ぎてしまった。
改革、改革と叫びながら過ぎていった5年のなかに何か残ったものはあるだろうか。
有るとしたら、弱者は切り捨てられる世の中を作り上げたという事だけだろう。
私自身にとっても、大きく変わった事がおきている。其れは障害者に与えられる高速道路割引措置の手続きの変更である。以前はチケットをもらい、通行する時渡し障害者手帳を見せて通行していたのが、現在は市役所などで2年ごとに更新手続きをとり、障害者手帳に有効期間が入った許可印を押して貰うのです。
障害者は、直る見込みが無いので認定されている制度です、何故2年ごとに更新が必要なのでしょうか。
チケットの提出では悪用されるとでも思っているのでしょうか、たとえ違う人がチケットを出して通行しようと思っても、身体障害者手帳(写真入り)を見せなければ、有効にならないのです。
細かい事ですが、障害者にとって市役所などに行って、手続きをとることはとても大変なのです。
ハイウェイカ-ドと同等に考えているとしたら、全くこの国の福祉行政はゼロと言ってよいでしょう。
猪瀬直樹も全く同罪です、こういう細かい事から、直していかなければ、人に優しい政治は出来ないでしょう。
JR等は、手帳を見せるだけで、運賃が割引になります。
その国の文化水準は、いかに弱い立場の人達に救いの政策を取っているかで判断出来ると思われます。
竹中の様に弱肉強食政策ではいずれこの国は滅んでしまうでしょう。
安心して子供たちを育てる事が出来ない世の中を作っている事に気付いていないのでしょうか。
彼らは解っていると思います。膨れ上がる福祉予算を押える事に懸命なのだと思います。
其れが、小泉にはこの国を滅ぼす政策だとは、気が付いていないようですが(竹中はわかってやっている)
あれだけ騒いだ郵政はどうなったのでしょう、郵政選挙で賛成した人々は今どう考えているのでしょうか。
何も考えていないでしょうね、この国の人々は皆が右といえば右でなければ悪のように感じてしまう民族のようです。
郵政民営化の陰に隠れて、病院でのリハビリ日数の制限を決めてしまう政治など、全く信用出来ません。其れを選択したのもわが国民ですが。
先日のボクシングで、判定に批判的な声がたくさん起きました。試合前のばかげた報道やパフォ-マンス、親子の礼儀知らずはわかりますが、判定がわかる人達はどれほどいたでしょうか、普段からボクシングをよく見て、適切な評価を下せる人がこの国にはそんなにはいないと思います。
試合の印象だけで判断する国民、小泉のパフォ-マンスだけで判断する現象に、何か似ていませんか。
批判する的が違っています。もっと物事を深く見る力を養って欲しいものです。
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